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実績報告と確定検査 — ここで否認されると自己負担になる

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採択されても、実績報告が通らなければ補助金は出ません。よくある否認理由と、発注前にやっておく備えを整理します。

目次(5 項目)
  1. 採択はゴールではない
  2. よくある否認理由
  3. 発注前にやっておくこと
  4. 集めておく証拠書類
  5. 報告後も終わりではない

採択はゴールではない

補助金の流れは、採択 → 交付決定 → 事業実施 → 実績報告 → 確定検査 → 補助額の確定 → 請求 → 入金です。実績報告で経費が否認されると、その分は全額自己負担になります。

よくある否認理由

①交付決定前の発注・契約・支払
最も多い失敗です。採択通知を受けてすぐ発注してしまうケース。交付決定日より前の日付の見積書・注文書・請求書は対象外になります。

②相見積りを取っていない
一定額以上の調達は、複数社からの見積りが求められる制度がほとんどです。1社しか取っていないと、その経費全体が否認されることがあります。特殊な設備で1社しか扱えない場合は、その理由書を用意します。

③支払の証拠が不十分
現金払い、振込名義の不一致、口座の名義が代表者個人、といったケース。法人口座から、請求書どおりの金額を、期限内に振り込むのが基本です。

④補助対象外の経費が混ざっている
汎用パソコン、既存事業の運転資金、消費税、振込手数料など。制度ごとに細かく定められています。

⑤事業実施期間外の支出
期間の始まりだけでなく、終わりも守る必要があります。納品・検収・支払まで期間内に完了させてください。

発注前にやっておくこと

  1. 公募要領の経費区分のページを読み直す
  2. 判断に迷う経費は、事務局に問い合わせる(無料。メールで記録を残す)
  3. 相見積りの要否と社数を確認
  4. 支払方法と期限を確認
  5. 証拠書類のリストを作る

集めておく証拠書類

  • 見積書(相見積り含む)、発注書・契約書
  • 納品書、検収書
  • 請求書
  • 振込を証明する書類(通帳の写し、ネットバンキングの明細)
  • 導入した設備の写真(設置状況、シリアル番号が写るもの)
  • 作成した成果物(チラシ、Webサイトの画面、パンフレット現物)
  • 広告なら掲載実績が分かるもの

写真は後から撮れないものがあります。工事の途中経過、納品時の様子は、その場で撮っておいてください。

報告後も終わりではない

多くの制度で、補助事業終了後も次の義務が続きます。

  • 事業化状況報告 … 数年間、毎年の報告
  • 財産の処分制限 … 取得した設備を勝手に売却・廃棄・転用できません。処分するには承認が必要で、補助金の返還を求められる場合があります
  • 帳簿・証拠書類の保存 … 補助事業完了の翌年度から5年間が一般的
  • 収益納付 … 制度によっては、一定以上の収益が出た場合に返納

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経営者のコメント

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