3つの表を作る
- 初期投資の一覧 … 開業までに一度だけ出ていくお金
- 月次の損益計画 … 毎月の売上と費用
- 資金繰り表 … 実際の入出金。これが最も重要
初期投資の一覧
- 法人設立費用(20万円前後)
- 物件(保証金、仲介手数料、前払賃料、内装工事)
- 設備・什器・PC・ソフト
- 初期在庫
- 許認可の申請費用
- Webサイト、ロゴ、名刺、看板
- 開業時の広告費
ここに予備費として1〜2割を乗せてください。見積りどおりに収まることはまずありません。
月次の損益計画
売上は単価 × 数量で積み上げます。「月100万円くらい」ではなく、「客単価5,000円 × 1日8人 × 25日 = 100万円」という形にします。
そのうえで、3本のシナリオを作ります。
- 最低 … これだけは確実に見込める水準
- 標準 … 現実的な想定。融資の申込みはこれで
- 上振れ
創業期は、売上が計画どおりに立つまで3〜6か月かかるのが普通です。初月から標準ケースで計算すると、確実に資金が足りなくなります。
資金繰り表が本番
損益計画と違い、実際にお金が動くタイミングで書きます。
- 売上ではなく回収(掛売りなら1〜2か月後)
- 仕入ではなく支払
- 借入金の元本返済(費用ではないが現金は出る)
- 社会保険料、源泉所得税
- 決算月の2か月後の納税
この表で、現金残高が最も少なくなる月(資金の底)を見つけます。その底がマイナスなら、①自己資金を増やす ②借入れを増やす ③固定費を下げる ④開業時期をずらす、のいずれかが必要です。
借入額はここから決まる
「いくら借りられるか」ではなく、「資金の底をプラスに保つにはいくら必要か」で決めます。そこに、想定外の事態に備えた余裕を加えます。
同時に、月々の返済額が損益計画で払える水準かを確認します。返済額が月の利益を上回る計画は、返せません。
開業後は毎月更新する
作った計画は、実績と並べて毎月更新してください。計画と実績のずれが、最も早い危険信号です。3か月連続で売上が計画の7割を下回るようなら、計画のほうを作り直す必要があります。
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