失効すると営業できない
許認可の更新を忘れると、その日から営業が違法になります。取り直しには新規取得と同じ手続きが必要で、審査期間中は営業できません。
事業が止まる期間の損失は、更新手数料とは比較になりません。
主な許認可の有効期間
| 許認可 | 有効期間 |
|---|---|
| 建設業許可 | 5年 |
| 宅地建物取引業免許 | 5年 |
| 労働者派遣事業 | 新規3年、更新後5年 |
| 有料職業紹介事業 | 新規3年、更新後5年 |
| 飲食店営業許可 | 5〜8年(自治体による) |
| 古物商許可 | 期限なし(変更届は必要) |
| 産業廃棄物収集運搬業 | 5年 |
更新申請は、期間満了の一定期間前から受け付けられます(建設業許可なら30日前まで、など)。期限の3か月前にはカレンダーに入れてください。
変更届を忘れない
次が変わったら、届出が必要です。期限が定められているものが多く、遅れると指導の対象になります。
- 商号、所在地
- 役員の変更 … 就任・退任・氏名変更
- 営業所の新設・廃止・移転
- 専任技術者、管理者、責任者の変更 … 該当者が退職すると、要件を満たさなくなります
- 資本金の変更
- 事業の種類の追加
定期的な報告義務
- 建設業 … 決算変更届(事業年度終了報告)を毎年、決算後4か月以内。これを怠ると更新できません
- 宅建業 … 従業者名簿、帳簿の備付け
- 労働者派遣事業 … 事業報告書、収支決算書
- 産業廃棄物 … マニフェスト交付等状況報告書(毎年6月30日まで)
人の要件が最も危ない
多くの許認可は、特定の資格者や経験者が常勤していることを要件としています。
- 専任技術者(建設業)、専任の宅地建物取引士(宅建業)、管理者(古物商)など
- その人が退職すると、要件を満たさなくなります
- 代わりの人を確保できないと、許可を返上せざるを得ません
資格者が1人しかいない状態は、事業のリスクです。複数人の体制を作るか、退職の兆候を早く把握してください。
欠格事由
役員が欠格事由(一定の前科、破産手続開始決定を受けて復権していないなど)に該当すると、許可が取り消されることがあります。役員を迎えるときは確認してください。
管理の方法
- 許認可の一覧を作る … 種類、番号、取得日、有効期限、所管、要件となる人
- 更新期限の3か月前にリマインダー
- 定期報告の期限も登録
- 変更が生じたら、届出の要否をすぐ確認する
- 許可証・登録票の保管と掲示(掲示義務があるものがあります)
相談先
行政書士が専門です。更新や変更届の代行を依頼できます。所管の窓口への相談は無料なので、迷ったらまず電話してください。
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