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契約書レビューの体制 — 全部を弁護士に出す必要はない

1 分で読めます

金額とリスクで分けると、費用を抑えつつ事故を防げます。自社で見るチェックリストを整理します。

目次(5 項目)
  1. 3段階に分ける
  2. 自社で確認するチェックリスト
  3. 自社の雛形を作る
  4. 社内のルール
  5. 相談先

3段階に分ける

区分対応
定型・少額自社の雛形を使う。相手の雛形ならチェックリストで確認
中規模・継続取引自社で確認し、気になる点だけ弁護士に質問
高額・長期・新規性が高い弁護士に全体をレビューしてもらう

すべてを弁護士に出すと費用が回りません。金額とリスクで線を引いてください。

自社で確認するチェックリスト

①業務・供給の範囲

  • 何をどこまでやるか、具体的に書かれているか
  • 含まない範囲が明記されているか
  • 追加作業が発生したときの扱い

②金額と支払

  • 税抜か税込か
  • 支払期日(受領から60日以内か
  • 遅延損害金
  • 実費・交通費の扱い

③検収

  • 誰が、いつまでに、どの基準で検収するか
  • 期間内に通知がなければ検収完了とみなす条項があるか

④損害賠償

  • 上限額の定めがあるか最重要。ないと無限責任になり得ます
  • 間接損害・逸失利益が除外されているか

⑤知的財産権

  • 成果物の権利がいつ移転するか(報酬の支払い完了時が望ましい
  • 自社が従前から持つ資産が除外されているか

⑥再委託

  • 可能か。全面禁止だと自社で抱えきれなくなります

⑦契約期間と解除

  • 自動更新の有無
  • 中途解約の可否と予告期間
  • 解除事由

⑧秘密保持

  • 定義、例外、期間

⑨準拠法と管轄

  • 紛争時にどこの裁判所か。遠方だと実質的に争えません

自社の雛形を作る

相手の雛形は相手に有利に作られています。自社の雛形を用意し、それをベースに交渉するほうが有利です。

  • 業務委託契約(発注用・受注用)
  • 秘密保持契約(双務)
  • 基本取引契約

1度作れば何年も使えます。弁護士に作ってもらう費用は、数十万円でも回収できます。

社内のルール

  • 誰が締結できるか … 金額に応じた承認
  • 押印前に必ず全文を読む … 「いつもの契約書」でも変更されていることがあります
  • 変更箇所を見比べる … 差分を取る
  • 締結後は契約台帳に登録(更新日、解約予告期限)

相談先

  • 顧問弁護士 … 月3〜5万円程度。気軽に聞ける相手がいる価値は大きい
  • スポット相談 … 1万円/時間程度
  • 商工会議所の法律相談 … 無料または低額
  • 中小企業向けの法律相談窓口

「この1行が何を意味するか」を聞けるだけで、事故は大きく減ります。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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