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営業を人に任せるとき — 属人化から抜ける準備

2 分で読めます

代表者の営業を他人に引き継ぐのは簡単ではありません。任せる前に言語化すべきことと、段階の分け方を整理します。

目次(7 項目)
  1. なぜ引き継げないのか
  2. 任せる前に言語化すること
  3. 段階的に渡す
  4. 最初に渡す案件
  5. 評価の設計
  6. 歩合の設計
  7. 顧客情報を会社の資産にする

なぜ引き継げないのか

創業者の営業は、本人の経験・人脈・判断で成り立っています。これを言語化せずに人を採用すると、成果が出ず、双方が消耗します。

任せる前に言語化すること

  • 誰に売るか … 業種、規模、地域、担当者の役職
  • どんな課題を持つ相手か … 受注につながる兆候
  • 何を、いくらで売るか … 価格表、値引きの権限範囲
  • 営業の流れ … リード獲得 → 初回商談 → 提案 → 受注。各段階で何をするか
  • よく聞かれる質問と回答
  • 断る基準 … 受けてはいけない案件
  • 失注のパターン

これを1つの文書にまとめるだけで、立ち上がりの速度が変わります。完璧である必要はなく、後から追記していけば構いません。

段階的に渡す

いきなり全部を任せると失敗します。

  1. 同行 … 代表者の商談に同席させる。5〜10件
  2. 部分的に担当 … 議事録、資料作成、フォロー連絡
  3. 初回商談を任せる … 提案とクロージングは代表者
  4. 小さい案件を一気通貫で
  5. 大きい案件も任せる … 要所だけ代表者が同席

3か月〜半年はかかると見込んでください。

最初に渡す案件

  • 既存顧客のフォロー … 関係ができているので失敗しにくい
  • 問い合わせへの対応 … 相手の意欲が高い
  • 小規模な案件

新規開拓をいきなり任せるのは、最も難易度が高く、成果が出るまで時間がかかります。

評価の設計

受注額だけで評価すると、無理な受注や値引きが起きます。

  • 行動量 … 接触件数、商談件数(立ち上がり期はここを見る
  • 段階の転換率 … 商談から提案、提案から受注
  • 受注額、利益率
  • 顧客の継続率 … 取って終わりにさせない

成果が出るまでの期間は、行動量で評価するのが現実的です。

歩合の設計

歩合給を入れる場合は、次を明確にしてください。

  • 計算の基礎(売上か、粗利か)
  • 支払のタイミング(受注時か、入金時か)
  • 回収できなかった場合の扱い
  • 最低保証の有無

労働基準法上、歩合給でも最低賃金は保障されます。また、賃金の計算方法は就業規則・労働条件通知書で明示する必要があります。

顧客情報を会社の資産にする

営業担当が持つ情報が本人の頭の中だけにあると、退職時に顧客ごと失います。

  • 案件の記録を共有の場所に残す
  • 顧客とは複数人で接点を持つ
  • 名刺情報を会社として管理する

これは採用する前から習慣にしておくべきことです。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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