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設備は買うかリースか — 資金繰りと総コストのどちらを取るか

2 分で読めます

購入は総額が安く、リースは初期負担が軽い。創業期の判断軸と、会計・税務上の違いを整理します。

目次(6 項目)
  1. 比較の軸
  2. 創業期はどちらか
  3. リースの落とし穴
  4. 購入が有利な場面
  5. 減価償却と節税の誤解
  6. 第三の選択肢

比較の軸

購入リース
初期負担大きい(全額または頭金)小さい
総支払額安い高い(金利・手数料相当が上乗せ)
会計処理固定資産に計上し減価償却リース料を費用計上(ファイナンス・リースは原則資産計上
所有権自社リース会社
中途解約売却できる原則不可。残リース料の一括請求
保守・管理自社メンテナンス込みのプランあり
固定資産税償却資産として課税リース会社が負担(リース料に含まれる)

創業期はどちらか

手元資金が限られているなら、リースまたは分割購入が合理的です。理由は、設備に現金を使い切ると、売上が立つまでの運転資金が残らないからです。

総支払額はリースのほうが高くなりますが、資金が尽きて事業が止まるリスクのほうが大きいという判断です。

リースの落とし穴

  • 中途解約できない … 事業を縮小・撤退しても、残期間のリース料を一括で請求されます。撤退の自由度が下がります
  • 長期契約 … 5〜7年の契約が多く、その間は設備を変えられません
  • 連帯保証 … 代表者の個人保証を求められることがあります
  • フランチャイズ加盟時のリース … 本部指定の高額なリースを組まされ、抜けられなくなる例があります

購入が有利な場面

  • 長く使う設備で、途中で入れ替える予定がない
  • 手元資金に余裕がある、または設備資金の融資が受けられる(リースより金利が安いことが多い)
  • 税制優遇が使える … 中小企業投資促進税制、経営力向上計画の認定による即時償却・税額控除など
  • 中古で安く調達できる

減価償却と節税の誤解

「設備を買えば節税になる」と言われますが、減価償却は数年に分けて費用化されるため、購入した年に全額が経費になるわけではありません(少額減価償却資産の特例や即時償却が使える場合を除く)。

そして何より、節税額は支出額を上回りません。100万円使って法人税が30万円減っても、手元の現金は70万円減っています。必要な設備かどうかが判断の基準で、節税は結果です。

第三の選択肢

  • レンタル … 短期間。中途解約しやすい
  • 中古購入 … 耐用年数が短くなり、償却が早く進みます
  • サブスクリプション … ソフトウェアや一部の機器
  • シェアリング … 工房、厨房、機械の時間貸し

まず使ってみて、必要性が確定してから所有するという順番が、創業期には最も損失が小さくなります。

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経営者のコメント

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