なぜ既存客が有利か
- 信用の確認が済んでいる … 実績、品質、対応力を知っている
- 課題を理解している … ヒアリングをやり直す必要がない
- 決裁の流れを知っている
- 獲得コストがゼロ
創業期は新規開拓に意識が向きがちですが、既存客への提案のほうが、早く確実に売上になります。
提案のタイミング
- 成果が出た直後 … 最も提案が通りやすい
- 契約更新の前
- 相手の環境が変わったとき … 人員増、新店舗、法改正、担当者の交代
- 定期的な振り返りの場 … これを設けておくと、提案の機会が自動的に生まれます
何を提案するか
①範囲の拡大
同じサービスを、他の部署・他の店舗・他の商品に広げる。最も通りやすい。
②上位のプラン
対応頻度を増やす、対応範囲を広げる。
③関連するサービス
自社の別サービス、または他社との連携。自社にないものは、信頼できる他社を紹介するだけでも関係が深まります。
④新たに見つかった課題
取引を通じて見えた別の問題。これが最も価値のある提案です。
切り出し方
売り込みにならないよう、相手の状況の確認から入ります。
先日の件は◯◯まで進みました。ところで、△△の部分は今どうされていますか。
(状況を聞く)
もしお困りでしたら、そこも対応できます。一度整理してお持ちしましょうか。
「困っているか」を確認してから提案するという順序を守れば、押し売りになりません。
定期的な接点を設計する
- 月次・四半期の報告 … 成果を数字で示す
- 年次の振り返り … 次年度の計画を一緒に考える
- 業界情報の提供 … 法改正、他社事例
- 訪問・面談 … オンラインだけだと関係が薄くなります
担当者との関係に依存しない
1人の担当者とだけつながっていると、その人の異動・退職で取引が途切れます。
- 複数の関係者と接点を持つ
- 上長にも定期的に報告する
- 成果を組織として認識してもらう(報告書、社内共有用の資料)
やってはいけないこと
- 成果が出ていないのに追加提案する … 今のものが機能していないうちに次を売ると、不信を招きます
- 頻繁に売り込む … 「また営業か」と思われると、情報提供すら受け取ってもらえなくなります
- 既存客を新規より軽視する … 新規限定の特典は、既存客の不満につながります
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