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小売店舗を開く — 立地・在庫・レジまわりの初期設計

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立地の選び方、開業時の在庫量、決済手段。開けてから直しにくい順に並べて整理します。

目次(6 項目)
  1. 立地は後から変えられない
  2. 賃貸借契約で確認すること
  3. 開業時の在庫は少なめに
  4. レジと決済
  5. 必要な届出
  6. 開業前後の集客

立地は後から変えられない

小売で最も取り返しがつかないのが立地です。契約前に、実際に自分で数えてください。

  • 通行量 … 曜日・時間帯を変えて複数回。平日昼と土日では別の街になります
  • 通行者の属性 … 想定顧客と合っているか。学生が多い通りで高単価の商材は売れません
  • 視認性 … 歩いていて気づくか。2階・地下・角地で入りやすさが大きく変わります
  • 周辺の店 … 競合だけでなく、顧客層が重なる店が近いほうが有利なことが多い
  • 駐車場 … 郊外では必須

賃貸借契約で確認すること

  • 保証金 … 賃料の6〜12か月分。償却(返還されない分)の割合
  • 解約予告期間 … 6か月前予告なら、撤退を決めても半年分の賃料が確定します
  • 原状回復の範囲 … スケルトン返しか。撤退費用が数百万円になることがあります
  • 看板の可否、営業時間の制限、内装工事の制約
  • フリーレント … 開店準備期間の賃料免除を交渉する余地があります

開業時の在庫は少なめに

品揃えを充実させたい気持ちから、開業時に在庫を積みすぎるのが典型的な失敗です。在庫は現金が姿を変えたもので、売れなければ資金繰りを直撃します。

最初は売れ筋の仮説に絞って少なく仕入れ、実際の動きを見て補充する。仕入先には少量から取引できるか、返品や委託が可能かを確認してください。

レジと決済

  • キャッシュレス対応は必須 … 決済手数料は売上の2〜4%程度。現金のみだと機会損失が出ます
  • POSレジ … 売上データが在庫管理と会計につながるものを。手書きの日報では分析ができません
  • インボイス … 適格簡易請求書(レシート)の要件を満たすレジにする

必要な届出

  • 中古品を扱う → 古物商許可
  • 酒類 → 酒類販売業免許(税務署)
  • 食品 → 営業許可または届出(保健所)
  • 医薬品・化粧品 → 品目により許可
  • 深夜営業 → 業態により警察署への届出

開業前後の集客

オープン後に告知を始めるのでは遅いです。工事期間中から、店頭に「◯月◯日オープン」の掲示、近隣への挨拶、Googleビジネスプロフィールの登録(オープン日を設定可能)、SNSでの準備の様子の発信を始めてください。開店初日に人が来るかどうかは、その前の1か月で決まります。

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