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株式会社以外の選択肢 — 一般社団法人・NPO法人はどう違うか

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非営利=儲けてはいけない、ではありません。設立要件、意思決定、税制の違いを整理して、選ぶ基準を示します。

目次(5 項目)
  1. 「非営利」の意味を誤解しない
  2. 3つの比較
  3. 税制の違い
  4. 選ぶ基準
  5. よくある誤解

「非営利」の意味を誤解しない

一般社団法人やNPO法人が「非営利」と呼ばれるのは、利益を構成員に分配しないという意味です。事業で利益を出すこと自体は問題ありません。役員報酬や従業員の給与を支払うこともできます。

禁じられているのは、株式会社の配当に当たる「余剰金の分配」です。

3つの比較

株式会社一般社団法人NPO法人
設立に必要な人数1名から社員2名以上+理事1名以上社員10名以上+理事3名以上・監事1名以上
資本金1円から不要不要
設立費用約20万円約11万円0円
設立までの期間2週間程度2〜3週間4〜6か月(所轄庁の認証が必要)
事業の制限なしなし20分野の特定非営利活動が主
利益の分配配当できるできないできない
情報公開決算公告貸借対照表の公告事業報告書等を所轄庁へ毎年提出・公開

税制の違い

一般社団法人・NPO法人でも、収益事業を行えば法人税がかかります。ただし非営利型の要件を満たす一般社団法人や、NPO法人は、収益事業以外の所得が非課税になります。

さらに認定NPO法人になると、寄付者側に寄付金控除が認められ、寄付を集めやすくなります。ただし認定の要件は厳しく、設立後の実績が必要です。

選ぶ基準

  • 利益を自分や出資者に還元したい → 株式会社
  • 外部から出資を受けたい → 株式会社(社団法人・NPOには出資の概念がありません)
  • 会費や寄付、補助金を主な原資にする → 一般社団法人・NPO法人
  • 行政や学校と組む事業で、公益性を示したい → 一般社団法人・NPO法人
  • 設立を急ぐ → NPO法人は認証に数か月かかるので不向き

よくある誤解

  • 「NPOだから税金がかからない」 … 収益事業には課税されます
  • 「社団法人のほうが信用される」 … 業種によります。BtoBの受託事業では株式会社のほうが取引しやすい場面が多い
  • 「後から変更できる」 … 株式会社と一般社団法人の相互変更はできません。最初の選択が重いので、迷うなら専門家に相談してください

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