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クラウドファンディング — 資金調達とマーケティングを兼ねる

2 分で読めます

購入型・寄付型・融資型・株式投資型で性質が違います。創業期に現実的な使い方と、失敗しやすい点を整理します。

目次(6 項目)
  1. 4つの型
  2. 購入型の本質は「テストマーケティング」
  3. 手数料とコスト
  4. 失敗しやすい点
  5. 税務上の扱い
  6. 準備期間

4つの型

支援者が得るもの特徴
購入型商品・サービス創業期に最も使いやすい。実質的には先行予約販売
寄付型なし(返礼品程度)社会性の高い事業向け
融資型(ソーシャルレンディング)元本+利息借入れなので返済義務あり
株式投資型未公開株式金額の上限あり。株主が多数になる点に注意

購入型の本質は「テストマーケティング」

購入型クラウドファンディングは資金調達の手段ですが、それ以上に「本当に買う人がいるか」を、作る前に検証できる点に価値があります。

  • 需要がなければ、在庫を抱える前に分かる
  • 支援者の声が、そのまま商品改善のヒントになる
  • メディアに取り上げられる機会になる
  • 達成すれば、初期の顧客リストが手に入る

目標金額を達成できなかった場合でも、「その価格ではこの数しか売れない」という重要な情報が得られます。

手数料とコスト

  • プラットフォーム手数料 … 調達額の10〜20%程度(決済手数料込み)
  • リターンの原価 … 商品そのもののコスト
  • 送料・梱包これを計算に入れ忘れる例が非常に多い
  • ページ制作、写真・動画の費用
  • 広告費(自分で集客する必要があります)

「100万円調達」しても、手数料20万円、原価40万円、送料10万円なら、手元には30万円しか残りません。価格設定の段階で全部を積み上げてください。

失敗しやすい点

  • 「出せば集まる」と思っている … プラットフォームは自動的には集客しません。開始直後の数日で目標の3割程度が集まるかが分かれ目で、そのためには事前に支援を約束してくれる人を確保しておく必要があります
  • 納期遅延 … 製造がずれてリターンを届けられない。スケジュールは余裕を持って設定
  • 原価の見積り不足 … 少量生産の単価は想定より高くなります
  • 景品表示法・特定商取引法の表示不備

税務上の扱い

  • 購入型 … 商品の売上として計上。消費税の課税対象。前受金として処理し、商品を引き渡した時点で売上計上します
  • 寄付型 … 法人が受け取る場合は受贈益として課税
  • 融資型 … 借入金
  • 株式投資型 … 資本金(および資本準備金)

支援金が入った年に全額を売上計上すると、商品を発送する前に課税されます。前受金として処理する点を税理士に確認してください。

準備期間

企画、ページ制作、撮影、事前の告知を含めて2〜3か月を見てください。思い立ってすぐ始められるものではありません。

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経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

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