3つの選択肢
| 費用 | 情報管理 | 従業員の負担 | |
|---|---|---|---|
| 会社支給 | 1台あたり月数千円+端末代 | 管理しやすい | 2台持ちの煩わしさ |
| 私物利用(BYOD)+手当 | 手当のみ | 管理が難しい | 1台で済む |
| 私物利用(手当なし) | 0円 | 管理が難しい | 不満の原因になります |
私物を使わせるときの問題
- 通信費の負担 … 業務に使わせて自己負担のままだと、実質的な賃金の切り下げになります
- 個人情報・営業秘密の持ち出し … 顧客の連絡先が個人の端末に残る
- 退職時に消せない … 顧客との連絡履歴が個人の端末に残ったままになります
- 紛失時の対応(遠隔で消去できない)
- プライベートとの境界が曖昧になり、労働時間の管理が難しくなる
私物利用のルール設計
会社支給が難しい場合、最低限次を決めてください。
- 手当を支給する … 月1,000〜3,000円程度。実費相当なら非課税、定額で実費を超えると給与課税の可能性があります
- 業務アプリを分ける … 業務用のチャット、メールは会社のアカウントで
- 顧客情報を個人の連絡先に保存しない … 会社の顧客管理システムを使う
- 紛失時の報告義務
- 退職時のデータ削除 … 誓約書に含める
- パスコード・生体認証の設定を必須にする
会社支給の場合
- 法人契約にすると、通信費が全額経費になり、名義も会社になります
- 端末の管理 … 固定資産台帳に記録(10万円以上なら償却資産の対象)
- 私的利用のルール … 完全禁止か、常識の範囲で許容するか
- 回収の手順 … 退職時。データ消去を含めて
通信費の按分
代表者が私物のスマートフォンを業務にも使う場合、業務使用分を按分して経費にできます。
- 通話明細から業務分を算出する
- 使用時間の割合で按分する
- 按分の根拠を説明できるようにしておく … 「なんとなく50%」では否認されることがあります
法人の場合は、会社が法人契約して全額経費にするほうが単純です。
固定回線・インターネット
- 事務所の回線は会社契約で全額経費
- 在宅勤務がある場合 … 従業員の自宅の通信費をどう扱うか。在宅勤務手当を支給する場合、実費相当と認められる範囲は非課税とされる取扱いがあります
解約とプランの見直し
通信費は見直しを忘れやすい固定費です。年1回、次を確認してください。
- 使っていない回線・端末がないか
- プランが実際の使用量に合っているか
- 不要なオプションが付いていないか
- 退職者の端末が解約されているか
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