NEXT CEO
冊子をもらう

社用携帯と通信費 — 私物を使わせるときのルール

2 分で読めます

個人のスマートフォンを業務に使わせると、費用負担と情報管理で問題が起きます。選択肢と設計を整理します。

目次(7 項目)
  1. 3つの選択肢
  2. 私物を使わせるときの問題
  3. 私物利用のルール設計
  4. 会社支給の場合
  5. 通信費の按分
  6. 固定回線・インターネット
  7. 解約とプランの見直し

3つの選択肢

費用情報管理従業員の負担
会社支給1台あたり月数千円+端末代管理しやすい2台持ちの煩わしさ
私物利用(BYOD)+手当手当のみ管理が難しい1台で済む
私物利用(手当なし)0円管理が難しい不満の原因になります

私物を使わせるときの問題

  • 通信費の負担 … 業務に使わせて自己負担のままだと、実質的な賃金の切り下げになります
  • 個人情報・営業秘密の持ち出し … 顧客の連絡先が個人の端末に残る
  • 退職時に消せない顧客との連絡履歴が個人の端末に残ったままになります
  • 紛失時の対応(遠隔で消去できない)
  • プライベートとの境界が曖昧になり、労働時間の管理が難しくなる

私物利用のルール設計

会社支給が難しい場合、最低限次を決めてください。

  • 手当を支給する … 月1,000〜3,000円程度。実費相当なら非課税、定額で実費を超えると給与課税の可能性があります
  • 業務アプリを分ける … 業務用のチャット、メールは会社のアカウントで
  • 顧客情報を個人の連絡先に保存しない … 会社の顧客管理システムを使う
  • 紛失時の報告義務
  • 退職時のデータ削除 … 誓約書に含める
  • パスコード・生体認証の設定を必須にする

会社支給の場合

  • 法人契約にすると、通信費が全額経費になり、名義も会社になります
  • 端末の管理 … 固定資産台帳に記録(10万円以上なら償却資産の対象)
  • 私的利用のルール … 完全禁止か、常識の範囲で許容するか
  • 回収の手順 … 退職時。データ消去を含めて

通信費の按分

代表者が私物のスマートフォンを業務にも使う場合、業務使用分を按分して経費にできます。

  • 通話明細から業務分を算出する
  • 使用時間の割合で按分する
  • 按分の根拠を説明できるようにしておく … 「なんとなく50%」では否認されることがあります

法人の場合は、会社が法人契約して全額経費にするほうが単純です。

固定回線・インターネット

  • 事務所の回線は会社契約で全額経費
  • 在宅勤務がある場合 … 従業員の自宅の通信費をどう扱うか。在宅勤務手当を支給する場合、実費相当と認められる範囲は非課税とされる取扱いがあります

解約とプランの見直し

通信費は見直しを忘れやすい固定費です。年1回、次を確認してください。

  • 使っていない回線・端末がないか
  • プランが実際の使用量に合っているか
  • 不要なオプションが付いていないか
  • 退職者の端末が解約されているか

この記事をシェアする


経営者のコメント

同じ時期に会社をつくった経営者が、この記事にどう向き合ったか。

コメントの投稿は会員限定です。 冊子を受け取る(無料会員登録)

無料

会社をつくった人に、最初に届く 1 冊

決算の進め方、PL のつくり方、創業時にやったほうがよい 10 のこと。 設立から 1 か月以内の方へ毎月お届けします。購読は無料で、 あわせてテンプレートの配布と無料ウェビナーもご利用いただけます。