SNS はどれを選ぶか — 全部やるのは創業期には無理
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媒体ごとに得意な業種とコンテンツ形式が違います。BtoB / BtoC、商材の単価、顧客の年齢層から、1 つに絞る判断基準を示します。
まず「1 つに絞る」
アカウントを開設するだけなら無料ですが、投稿を続けるには時間がかかります。創業期に複数の媒体を回すと、どれも更新が止まります。止まったアカウントは、ないほうがマシです(最終更新が 1 年前のアカウントは、事業が動いていない印象を与えます)。
媒体ごとの向き不向き
| 媒体 | 向いている事業 | 特徴 |
|---|---|---|
| 飲食、美容、小売、住宅、教室 | 見た目で伝わる商材に強い。地域のハッシュタグと位置情報が効く | |
| X(旧 Twitter) | IT、クリエイティブ、BtoB のうち個人の発信が効く領域 | 拡散力が高いが流れも速い。経営者個人の発信と相性が良い |
| BtoB、地域の経営者コミュニティ | 実名制で年齢層が高め。既存の人脈を維持する用途に強い | |
| BtoB、採用、外資・海外取引 | 国内の利用者は限られるが、決裁者に届きやすい | |
| YouTube / TikTok | 説明に時間が要る商材、専門知識の発信 | 制作負荷が高い。続けられる体制があるかを先に確認 |
| note / ブログ | BtoB、専門サービス | 検索にも残る。フロー型の SNS と違い資産になる |
選び方の 3 問
- 顧客はその媒体を見ているか … 想定顧客の年齢・職種を思い浮かべて判断します。分からなければ既存顧客に直接聞きます
- 自社の商材はその形式で伝わるか … 見た目で価値が伝わるなら Instagram、理屈で伝えるなら文章系
- 自分(または担当者)が続けられるか … 動画編集が苦手な人が YouTube を選んでも続きません。ここが一番現実的な制約です
フォロワー数を目標にしない
創業期の SNS の目的は、フォロワーを増やすことではなく問い合わせや来店につなげることです。フォロワー 300 人でも、その全員が見込み客なら十分に機能します。逆に 1 万人いても、商圏外や業界外の人ばかりなら売上にはつながりません。
見るべき指標は、プロフィールから自社サイトへの遷移数、DM や問い合わせの件数、来店時の「SNS を見た」という声。フォロワー数は目標ではなく、結果として増えるものと考えてください。
アカウント運用のリスク
SNS は他社のプラットフォーム上の場所です。規約違反の判定や仕様変更で、アカウントが凍結されたり表示が激減したりすることがあります。顧客との接点を SNS だけに依存しないこと。問い合わせ先や公式サイト、メールリストなど、自社で保持できる接点を必ず並行して持ってください。
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