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会計ソフトの選び方 — 税理士との分担を先に決める

2 分で読めます

機能比較から入ると失敗します。記帳を自分でやるのか任せるのか、その分担を決めてから選ぶのが正しい順番です。

目次(5 項目)
  1. 先に決めるのは「誰が入力するか」
  2. クラウド会計を選ぶ場合の比較軸
  3. 月額より「1 年トータル」で比較する
  4. 最初に設定しておくこと
  5. 乗り換えのタイミング

先に決めるのは「誰が入力するか」

会計ソフト選びでよくある失敗は、機能や価格を比較してから決めて、後で顧問税理士と連携できないと分かるパターンです。まず記帳の分担を決めてください。

  • 自分で記帳する … 銀行・カード連携で仕訳を自動起票できるクラウド会計が有利。月額は数千円
  • 税理士に丸ごと任せる … 税理士側の指定ソフトに合わせるのが最短。自社では請求書発行や経費精算だけを行う
  • 分担する(日常は自社、決算は税理士)最も多い形。税理士がそのソフトに対応しているかを、契約前に必ず確認します

クラウド会計を選ぶ場合の比較軸

  • 銀行・クレジットカードの連携対応 … 自社が使っている金融機関に対応しているか。ここが対応していないと自動化のメリットが消えます
  • 電子帳簿保存法への対応 … 電子取引データの保存要件を満たす機能があるか
  • インボイス対応 … 適格請求書の発行と、受領した請求書の登録番号の管理
  • 給与計算との連携 … 従業員を雇う予定があるなら、同じ系列で揃えると仕訳連携が楽です
  • 他ソフトからのデータ移行 … 後から乗り換えるときのコストに直結します

月額より「1 年トータル」で比較する

会計ソフト代が月 3,000 円でも、決算申告を税理士に依頼すれば別途 10〜25 万円かかります。記帳代行まで頼めばさらに上乗せです。

比較すべきは、ソフト代 + 税理士報酬 + 自分の作業時間の合計です。自分で記帳して月 10 時間かかるなら、その時間を営業に使った場合の機会損失も考慮に入れてください。創業期の経営者の時間は、会社で最も高い資源です。

最初に設定しておくこと

  • 事業用の銀行口座とクレジットカードを分ける … これをやらないと、自動連携しても私的支出の仕分けに時間を取られます。会計ソフト選び以前の前提条件です
  • 勘定科目を決める … 最初にざっくり決めて、以降は揺らさない。期の途中で科目を変えると比較ができなくなります
  • 消費税の経理方式 … 税込経理か税抜経理か。免税事業者は税込経理です

乗り換えのタイミング

会計ソフトの乗り換えは、期首に行うのが原則です。期の途中で変えると、残高の引き継ぎと仕訳の整合で手間がかかります。

創業期に選んだソフトが合わないと感じたら、翌期首に切り替える前提で、それまでは我慢するほうが総コストは小さくなります。乗り換え前には、前のソフトからデータを書き出して保管してください。帳簿は 7 年保存が必要で、契約を解約するとデータが見られなくなるサービスもあります。

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