絞らないと成果が出ない
創業期の営業で最も多い失敗は、「誰でもいいから当たる」ことです。刺さらない相手に当たり続けると、断られる回数だけが増え、営業そのものが嫌になります。
母数を増やすより、当たる先の質を上げるほうが、同じ工数で成果が出ます。
絞り込みの軸
- 業種 … 自分が最も理解している業界から
- 規模 … 従業員数、売上規模。決裁の速さが変わります
- 地域 … 訪問できる範囲か
- 課題の兆候 … 求人を出している、新店舗を出した、法改正の影響を受ける
- 接点の有無 … 紹介が得られるか
創業期は、「前職で最も理解している業界」×「接点がある」の交差点から始めるのが最短です。
リストの作り方
①既存の人脈から
名刺、スマートフォンの連絡先、メールの送信履歴、SNSのつながり。これを全部書き出すところから始めます。数百件になるはずです。
②公開情報から
- 業界団体の会員名簿
- 展示会の出展社リスト
- 商工会議所の会員名簿
- 求人サイト(採用しているのは事業が動いている証拠)
- 地域の企業データベース
- 法人番号公表サイト(新設法人の把握)
③イベント・セミナーから
参加者、登壇者。名刺交換した相手。
リストに持たせる項目
- 会社名、部署、担当者名、連絡先
- 接点の種類 … 紹介、面識あり、完全な新規
- 優先度 … A(今すぐ当たる)、B、C
- 最終接触日と内容
- 次のアクションと日付
表計算ソフト1枚で十分です。重要なのは「次に何をするか」が書いてあることで、書いていないリストは放置されます。
優先順位の付け方
- 紹介が得られる先 … 成約率が最も高い
- 面識がある先
- 課題の兆候が明確な先
- 完全な新規
4から始めてはいけません。1〜3を出し切ってから4に進みます。
個人情報の扱い
- 名刺情報も個人情報 … 利用目的の範囲内で使う
- 購入したリストの出所を確認 … 不正に取得された名簿を使うと、自社も責任を問われます
- メール送信は特定電子メール法 … 広告・宣伝メールは原則として事前の同意が必要。名刺交換した相手への送付には例外規定がありますが、送信者情報の明示と配信停止の導線は必須です
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