よくある動機と、その検証
| 動機 | 確認すべきこと |
|---|---|
| 国内市場が縮小している | 縮小市場でもシェアを取れているか。取れていないなら、海外でも同じ結果になります |
| 海外のほうが単価が高い | 物流・関税・現地対応のコストを引いた後も高いか |
| 日本製品の評価が高い | 評価と購買は別。実際に買った人がいるか |
| 補助金が使える | 補助金が出るから出る、は本末転倒 |
出る前に満たしておく条件
- 国内で収益が出ている … 海外展開は最低でも2〜3年、収益にならない期間が続きます。それを支える国内の稼ぎが必要
- 手が空く人がいる … 代表者が全部やると、国内がおろそかになります
- 言語対応ができる … 社内にいなければ、外部の力を借りる前提で予算を組む
- 資金の余裕 … 調査、渡航、展示会、認証取得。売上が立つ前に数百万円出ていきます
小さく検証する順序
いきなり現地法人を作る必要はありません。
- 公的機関で情報を集める … ジェトロの無料相談と公開レポート。ここだけで判断材料の半分は揃います
- 越境ECで小さく売ってみる … 需要の実測
- 展示会・商談会に出る … 補助金が使えることがあります
- 現地代理店・ディストリビューターと組む
- 駐在員事務所
- 現地法人
1〜3の段階で「売れない」と分かれば、損失は数十万円で済みます。
どの国から始めるか
- 需要があるか … その国に自社の商品の市場があるか
- 規制のハードル … 輸入規制、認証、表示義務
- 物流コストと日数
- 決済と代金回収のリスク
- 言語と商習慣
- すでに接点があるか … 知人、取引先、現地在住の日本人
接点がある国から始めるのが、最も失敗が少ない選び方です。
撤退ラインを先に決める
海外展開は、始めると引き返しにくくなります。「◯年で◯円の売上に届かなければ撤退」という線を、始める前に決めて文書にしてください。
現地法人を作ると、清算にも時間と費用がかかります。畳むコストを知ったうえで作ることが重要です。
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