4 つの選択肢
| 月額目安 | 登記 | 主な制約 | |
|---|---|---|---|
| 自宅 | 0 円 | 可(賃貸なら要許可) | 住所が公開される。賃貸契約で禁止されている場合がある |
| バーチャルオフィス | 数千〜1 万円台 | 可(プランによる) | 許認可で不可の業種がある。口座開設で不利になることがある |
| コワーキング・シェアオフィス | 1〜5 万円 | プランによる | 専有スペースがない場合、来客対応や機密情報の扱いに制約 |
| 賃貸オフィス | 賃料+保証金 6〜12 か月 | 可 | 初期費用が大きい。解約予告 3〜6 か月 |
自宅登記の注意点
費用はかかりませんが、次の点を確認してください。
- 賃貸物件は、契約上事業利用が禁じられていることが多い。無断で登記すると契約違反になります。オーナーの承諾を得るのが原則です
- 住所が公開される。登記事項証明書は誰でも取得でき、特定商取引法に基づく表示でもサイトに掲載が必要です
- 分譲マンションの場合、管理規約で事業利用が制限されていることがあります
バーチャルオフィスの落とし穴
安価で一等地の住所が使えますが、次の制約があります。
- 許認可が取れない業種がある … 人材派遣、職業紹介、建設業、古物商、士業など、実体のある事務所を要件とする許認可では使えません
- 法人口座の開設で不利になることがある … 実体確認が難しいため、審査が厳しくなる傾向があります
- 同じ住所に多数の法人が登記されている … 取引先が検索したときに、そう見えることがあります
将来取る可能性のある許認可を先に確認してから決めてください。後から事務所を移すと、本店移転登記(管轄外なら 6 万円)と各種届出が発生します。
賃貸オフィスの初期費用
保証金(敷金)が賃料の 6〜12 か月分というのが一般的で、ここが創業期には重い負担になります。加えて、仲介手数料、前払賃料、内装工事、什器。月額賃料 20 万円の物件なら、初期費用は 200 万円を超えることも珍しくありません。
解約予告期間も確認してください。6 か月前予告の契約だと、事業の縮小が必要になっても半年分の賃料が確定します。
創業期の現実的な進め方
多くの場合、次の順で移行するのが合理的です。
- 自宅またはバーチャルオフィスで登記 … 事業が固まるまで固定費を抑える
- 人が増えたらシェアオフィス … 席数の増減に対応しやすい
- 体制が固まったら賃貸オフィス
ただし、許認可が必要な業種、来客が前提の業種、現場の作業スペースが要る業種は、最初から実体のある事務所が必要です。ここは費用より要件が優先します。
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