著作権は自動的に発生する
登録も表示も不要で、創作した時点で権利が発生します。「コピーライト表示がないから自由に使える」は誤りです。
よくある侵害
- Web上の画像をサイトやSNSに使う
- 他社サイトの文章をコピーする
- 他人の記事を全文転載する
- BGM・効果音を無断で使う
- フォントのライセンス違反 … 商用利用が禁じられているもの
- 書籍・雑誌の記事を複製して配布する
- 地図の無断使用
- キャラクター、ロゴの使用
引用の要件
適法な引用にはすべての要件を満たす必要があります。
- 公表された著作物であること
- 引用する必然性があること
- 主従関係 … 自分の著作物が主、引用部分が従
- 明瞭区別性 … 引用部分がはっきり分かる
- 出所の明示
- 改変しないこと
「引用元を書けば何でも使える」ではありません。記事の大部分を転載するのは引用になりません。
安全に素材を使う
- フリー素材サイト … 必ず利用規約を読む。商用利用可か、クレジット表記が要るか、改変可か、使用点数の制限
- 有償のストックフォト … ライセンスの範囲を確認
- 自分で撮影・作成する … 最も安全
- ライセンス条件を保存する … 後から証明できるように。サイトの規約が変わることがあります
写真に写り込むもの
- 人物 … 肖像権。特定できる形で写る場合は同意を取る
- 他社の商品・ロゴ … 商標権
- 建築物 … 屋外にある建築物は原則自由に撮影・利用できますが、例外があります
- 美術品
制作を外注するとき
著作権は原則として制作者に帰属します。契約で移転を定めないと、自社は使用許諾を受けているだけの状態になります。
- 「著作権を譲渡する」と明記 … 翻案権等を含める場合は、その旨も明記が必要
- 著作者人格権を行使しない旨の条項
- 移転の時期 … 「報酬の支払い完了をもって」としておくと、未払いのまま使われるのを防げます
- 制作者が従前から保有する素材の扱い
従業員が作ったもの
法人の発意に基づき、職務上作成し、法人名義で公表するものは、職務著作として法人が著作者になります(契約等に別段の定めがない場合)。
業務委託先が作ったものは職務著作になりません。必ず契約で権利処理してください。
侵害してしまったら
- 直ちに使用を停止する
- 権利者に連絡し、対応を協議する
- 損害賠償、使用料相当額の請求を受けることがあります
- 悪質な場合は刑事罰
「知らなかった」は免責の理由になりません。使う前に確認してください。
無料
会社をつくった人に、最初に届く 1 冊
決算の進め方、PL のつくり方、創業時にやったほうがよい 10 のこと。 設立から 1 か月以内の方へ毎月お届けします。購読は無料で、 あわせてテンプレートの配布と無料ウェビナーもご利用いただけます。
