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著作権の基本 — 事業で他人の著作物を使うとき

2 分で読めます

画像、文章、音楽、フォント。無断使用は損害賠償につながります。使ってよい範囲と、権利処理を整理します。

目次(8 項目)
  1. 著作権は自動的に発生する
  2. よくある侵害
  3. 引用の要件
  4. 安全に素材を使う
  5. 写真に写り込むもの
  6. 制作を外注するとき
  7. 従業員が作ったもの
  8. 侵害してしまったら

著作権は自動的に発生する

登録も表示も不要で、創作した時点で権利が発生します。「コピーライト表示がないから自由に使える」は誤りです。

よくある侵害

  • Web上の画像をサイトやSNSに使う
  • 他社サイトの文章をコピーする
  • 他人の記事を全文転載する
  • BGM・効果音を無断で使う
  • フォントのライセンス違反 … 商用利用が禁じられているもの
  • 書籍・雑誌の記事を複製して配布する
  • 地図の無断使用
  • キャラクター、ロゴの使用

引用の要件

適法な引用にはすべての要件を満たす必要があります。

  • 公表された著作物であること
  • 引用する必然性があること
  • 主従関係 … 自分の著作物が主、引用部分が従
  • 明瞭区別性 … 引用部分がはっきり分かる
  • 出所の明示
  • 改変しないこと

「引用元を書けば何でも使える」ではありません。記事の大部分を転載するのは引用になりません。

安全に素材を使う

  • フリー素材サイト必ず利用規約を読む。商用利用可か、クレジット表記が要るか、改変可か、使用点数の制限
  • 有償のストックフォト … ライセンスの範囲を確認
  • 自分で撮影・作成する … 最も安全
  • ライセンス条件を保存する … 後から証明できるように。サイトの規約が変わることがあります

写真に写り込むもの

  • 人物 … 肖像権。特定できる形で写る場合は同意を取る
  • 他社の商品・ロゴ … 商標権
  • 建築物 … 屋外にある建築物は原則自由に撮影・利用できますが、例外があります
  • 美術品

制作を外注するとき

著作権は原則として制作者に帰属します。契約で移転を定めないと、自社は使用許諾を受けているだけの状態になります。

  • 「著作権を譲渡する」と明記 … 翻案権等を含める場合は、その旨も明記が必要
  • 著作者人格権を行使しない旨の条項
  • 移転の時期 … 「報酬の支払い完了をもって」としておくと、未払いのまま使われるのを防げます
  • 制作者が従前から保有する素材の扱い

従業員が作ったもの

法人の発意に基づき、職務上作成し、法人名義で公表するものは、職務著作として法人が著作者になります(契約等に別段の定めがない場合)。

業務委託先が作ったものは職務著作になりません。必ず契約で権利処理してください。

侵害してしまったら

  • 直ちに使用を停止する
  • 権利者に連絡し、対応を協議する
  • 損害賠償、使用料相当額の請求を受けることがあります
  • 悪質な場合は刑事罰

「知らなかった」は免責の理由になりません。使う前に確認してください。

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経営者のコメント

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