ネタは探すものではなく、記録するもの
創業期の会社が持っている最大の資産は、日々の顧客とのやり取りです。
- 商談で繰り返し聞かれる質問
- 問い合わせフォームに来る内容
- 納品後に「知らなかった」と言われたこと
- 他社と比較されるときに説明していること
- 失注した理由
- 業界の人には常識だが、顧客は知らないこと
これを1枚のメモに溜めていくだけで、1年分のネタになります。「何を書くか」で悩む時間は、記録していないことが原因です。
書く型
読み手が情報を探しているとき、次の構成が最も伝わります。
- 結論 … 「◯◯です」と最初に言い切る
- 理由 … なぜそうなのか
- 具体例・手順 … 実際にどうするか
- 注意点・例外
- 次にやること
起承転結は向きません。読み手は最後まで読まない前提で、最初の3行で答えを出してください。
専門家が陥る罠
- 前提知識を省略する … 業界では当たり前でも、読者は知りません
- 正確性を優先して読みにくくなる … 例外を全部書くと本質が埋もれます。「原則はこう、ただし例外あり」で十分
- 専門用語をそのまま使う
- 誰も検索しない話題を書く … 自分が書きたいことと、読者が知りたいことは違います
1本あたりの分量
短くても構いません。質問1つに答えるページのほうが、網羅的な長文より読まれることがあります。長さより、探している答えが見つかるかです。
続ける仕組み
- 頻度を決める … 月1本でも、決めて守る
- 時間を先に確保する … カレンダーに入れて動かさない
- ストックを作る … 調子の良いときに3本書いて溜めておく
- 1本を使い回す … 記事 → SNSの投稿 → メールマガジン → 営業資料の一部
生成AIを使う場合
下書きの作成や構成の整理には有効ですが、そのまま公開するのは危険です。
- 事実の誤りが混ざる … 特に法令、期限、金額。必ず一次情報で確認してください
- どこかで読んだような内容になり、差別化できない
- 検索順位目的の大量生成は、スパムポリシーの対象です
使うなら、自分の経験や顧客の実例を核にして、文章化を助けてもらうという使い方が現実的です。
成果の測り方
アクセス数ではなく、問い合わせにつながったかを見ます。商談で「記事を読みました」と言われるようになれば機能しています。1年続けて何も起きないなら、テーマの選び方を見直してください。
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